となりのJohnの気まぐれ

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【The Witcher Monster Slayer】Witcher版PokemonGoをプレイしてみた

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はじめに

何かと話題が尽きなかったCyberpunk 2077を開発したCD Projekt REDは,ポーランドにあるゲーム開発会社である.同社が開発したゲームとして特に知名度が高いのが,小説を基にしたWitcherシリーズである.中でもWitcher3は非常に出来が良く,The Game Awards 2015を受賞した作品である.
automaton-media.com
Witcherシリーズの特徴はそのストーリーの作り込み具合であり,Witcher3の大ヒットを皮切りに世界中でファンを増やしていった.私も過去にWitcher3をプレイしその洗練されたストーリーや世界観に驚き過去作や小説などにはまった人間の一人である.

最近ではゲーム中のボードゲームが別途ゲームとして新たにリリースされたりNetflix小説版Witcherシリーズをベースとしたドラマが制作されるなど人気の衰えを感じさせることのない本シリーズであるが,そんなWitcherシリーズにPokemonGoよろしく位置情報ゲームがリリースされたとのことでやってみた.
play.google.com

あくまでも低レベルWitcherプレイヤーからの視点であることを考慮してほしい.

ゲームの概要

このゲームは位置情報を使用するゲームである.PokemonGoよろしくゲーム内で登場する怪物が現れるので,Witcherであるプレイヤーはその怪物を退治していく.

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公式スクリーンショット

怪物を倒していくと経験値やスキルポイントがたまり,できることが増えていく...というよくあるものである.

倒した怪物は怪物図鑑にコレクションされる.Witcherシリーズを過去にプレイしたことのある人は誰しもが見おぼえがあるだろう.

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怪物図鑑

戦闘

戦闘準備画面

地図上で怪物をタップすると戦闘準備である.
本編では怪物に応じてオイルや印,爆薬や霊薬を選んだが,本作ではこれらアイテムは消費アイテムとなっており,怪物退治や町中の散歩で得られる断片や薬草を基に逐次調合できるものになっている.
剣についても本編同様の仕様で鋼の剣と銀の剣と2種類あるが,ゲームを始めたばかりの状態では鋼の剣しか配布されない.どうやら銀の剣は頑張ってお金をためて購入するしかないようである.プレイヤーは本当にWitcherなのだろうか...(余談ながら基本的に本編では鋼は対人,銀は怪物という使い分けがあったが,本作では怪物ごとに鋼も有効である)

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戦闘準備画面と銀の剣(高い)

消費アイテムの調合には時間や材料のコストがかかるので,このアイテムを戦闘で使用するのはいざというときがベターである.怪物には難易度がついており,難易度イージーであれば消費アイテムが無くとも可能,ミディアムで消費アイテムの用意が必要,ハードでそれなりにガッツリと殴りにいかないと,という感じである.ハードはまだ討伐していないので不明確だが体感そうである.エクストリームはそれ以上.

戦闘画面

戦闘は基本的にひたすら画面をフリックする.フリックのタイミングで小攻撃/大攻撃の入力ができる.しかしフリックだけでなく,怪物も反撃してくるのでそれをガードする必要もある.怪物の反撃のタイミングは怪物のパラメータ上の赤いロゴで判別できる.ロゴが表示されるとフリックをやめてホールド(剣によるガード).怪物によってはこれで適切なタイミングであるがそうでないものもいるためあくまでもロゴは指標で,経験則が良さそう.
ガードは剣によるものなので,怪物の反撃のダメージは完全に無効にできずプレイヤーにダメージが入る.そのため早期に退治することやクリティカル(後述)や印(後述)によるタイミングずらしが肝心になる.

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戦闘画面とアードの印

有効な攻撃を加え,怪物の反撃を的確にガードできていると,黄色いメータがたまっていく.これがクリティカルゲージであり,一定値たまるとプレイヤーはタイミングを合わせてクリティカルダメージを怪物に与えることができる.クリティカルが入ると怪物の反撃がキャンセルされ,プレイヤーはガードの余裕ができるだけでなく,名の通り怪物のHPにも少なくないダメージが入るので積極的に狙う.

また,Witcherの戦闘らしく印を怪物に使うこともできる.初期はイグニ(炎を吐く)だけであるが,序盤のスキルポイントでアード(衝撃波を吐く)を取得できる.特にアードは怪物の反撃をキャンセルできるので,戦略的に使いたい印である(ダメージも入る).

ネメトン

プレイヤーのレベルがLv.10を達成すると,ネメトンというチャレンジ?がアンロックされる.このネメトン,地図上に怪しげな木が表示されるようになるのでそこにいってみると,怪物をウェーブで倒すものとなっている.

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ネメトンチャレンジ(おいしい)

上記スクリーンショットでは,ネッカー,スワンプネッカー,岩トロールの順にプレイヤーが怪物退治を行う.ネメトンでは怪物の種族が固定されており,最初に剣,霊薬やオイル,爆薬をセットすると次の怪物にも引き継がれる模様である.プレイヤーのHPは怪物ごとに回復するので,1頭分の消費アイテムで通常の3倍退治でき,しかもコインももらえるおいしいチャレンジになっている.
装備品などの購入で使うコインを無課金でプレイヤーが獲得する手段は1日1つのデイリーチャレンジ,クエスト,そしてネメトンになるのでネメトンは挑戦して損はないものとなっている.

序盤に力を入れたいスキル

本作はスキルポイント制を採用していると述べたが,このスキルポイントはレベルアップや怪物退治で手に入る.その中で私基準で早めにとるのが良さそうなスキルを紹介する.
私は脳筋である.本作の戦闘の本質は剣ブンブンだと考えているので,特に戦技を優先し,序盤では身体強化/筋力強化,精密攻撃/強烈な一撃を優先してとるのがよいと考えた.これらはそれぞれ小攻撃/大攻撃のダメージ強化,クリティカルゲージの増加率に寄与する.

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戦技スキルツリーと攻撃系スキル

ダメージ強化系である身体強化/筋力強化はレベルを上げるごとに消費するスキルポイントが増大していくというお馴染みのものであるが,怪物退治は剣を何度も振るって行うものなので無駄ではない.
また,クリティカルを多数与えることにより怪物はひるみ,加えて大ダメージを与えられるので,積極的にクリティカルは狙っていきたいものである.

前述のアードもスキルポイントで取得できるので忘れずにとる.残りを任意のスキルに割り振っていく.

まとめ

以上,低レベルのWitcherがお送りした.ゲームとしてはフリックして怪物を倒すだけであるが,簡単な暇つぶしにはなるのでスマートフォンのゲームとしては優秀な部類に思う.優秀とはいったものの,初期装備では理不尽なまでに堅い/強い怪物が跋扈しており,説明が全体的に不足しており課金してほしいところが見え見えであることや,それに加えて慣れるまでにプレイヤーが離れてしまいそうな仕様になっているのが残念.
ゲームを続けるためには,新規プレイヤーには最初に自分が倒せる怪物とそうでない怪物の見極め,ギリギリまで消費アイテムなしでの討伐で工夫してみることなどが求められている.ここで消費アイテムを最初から使ってしまうと,みるみるアイテムが溶けていくのが目に見えている.
私はまだ倒せる怪物は少なくまだまだ序盤であると思うが,ざっとイメージできるような内容になっていれば幸いである.

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私のキャラクター