はじめに
巡回連絡カードというものがある.
www.police.pref.kanagawa.jp
これは神奈川県警の活動の一つで,地域の交番や駐在所の警察官がその地域の世帯の情報をデータベースとして災害時などに使用するための情報らしい.先日私が在宅勤務していると警察官の方の訪問があり,記入する機会があったので記事にする.
いきさつ
カード記入のお願いを受ける
私が在宅勤務をしていると,インターホンが鳴った.
カメラ越しに見る警察官1人の姿に萎縮するが悪いことをした覚えはない.悪いことをして話を聞かれるのは警察官2人以上の場合だと思い,話を聞いてみると「巡回連絡カード」なるものを記入してほしいとのことである.
巡回連絡カードの概要
この巡回連絡カードは以下のサイトで確認できるような,紙ベースの個人情報記入用紙である(見本は都合上直接掲載できない).
www.police.pref.kanagawa.jp
主に以下の項目を記入する.
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 連絡先電話番号
- 緊急連絡先
- 同居する家族構成(それぞれ生年月日,緊急連絡先含む)
いまのご時世紙ベースで,しかも住所や世帯構成,緊急連絡先を記入するのは少し抵抗がある.しかも見た感じ住民票そのものらしく,同じ公務員つながりで役所から情報を入手できそうでありさらに怪しい.
私は何か記入を求められたとき一度その資料をインターネット上で調べるため,後々再度訪問するようお願いしている.今回も例のごとく「在宅勤務が忙しいため」後ほど回収に回ってきてもらうようお願いした.ネット上では同様に不審におもった人は多いらしく,神奈川県内のニュースにもなっているらしい.
www.kanaloco.jp
乗り掛かった舟,記入を終えていろいろと質問した.
質問したこと
- Q. 住民票と連携できていないの?
A. 警察で住民票を参照できるのは捜査時で,普段から共有できる情報ではない模様.聞きながら不便さを感じた.
- Q. 私が引っ越した場合はどうなる?
A. 後に同住所に引っ越してきた人の巡回連絡カードで上書きされ,現在私が記入したカードは破棄される.
最後に
提出時話が弾んで色々警察官の方とお話したが,私の住む区域では先任がサボっていて大変とのことを伺った.人情?を感じ少し親近感がわく一方で,重労働でその時代遅れの形式も相まって対応もお疲れのご様子であった.
平成12年から行っていない旨話があり,警察官の方も生まれていないとのことだった.時間が経つのは早い.