はじめに
Cyberpunk2077ではドロップしたアイテムを分解し,「クラフト」という形で自分のスキルを高めつつアイテムを制作できる.クラフトしたアイテムはパラメータが通常のものよりも高くなるため推奨される一方で,一般的なゲームに見られるアイテムをショップで売却という形式をとれないのでお金はたまらない.クラフトしたアイテムを売ればいいと思われるかもしれないが,クラフトにかかる材料コストとクラフトで得られる経験値のコスパを考えると,一概に高レアリティをクラフトすればよいという話ではない.
加えて本作の悪いところはこのクラフト,まとめてできず逐次ボタンを一定時間長押しして離すと可能という点だ.そのためクラフトではとにかく安いのを大量に制作することで経験値を稼ぎ,同時にお金も稼ぐという手法は確かにコスパがよく思えるが,何よりも疲れる.
ここでは私が考える最もバランスのいいクラフトと,そのお金稼ぎを掲載する.
バージョンは1.12.
本作のアイテムのレアリティと体感ドロップ率
本作ではアイテムに上から順に以下のようにレアリティが設定されている.アイテムはドロップした時点で括弧内の色付きでUI上に表示され,boxにアイテムが複数入っている場合box内のアイテムのうち最高レアリティの色で表示される.アイテムはこのレアリティに応じてそれぞれ分解したときに得られる材料が異なる.
アイテムのレアリティは恐らくキャラクターのレベルに依存し始めたばかりではコモンやアンコモンで時々レアという感じだが,ゲームも終盤になるとレジェンダリーが比較的よくドロップするようになる.ここで大事なのは,コモンやアンコモンはゲーム開始時点から拾うことができ,そしてレジェンダリーはゲーム終盤でしかほぼ拾えないことだ.つまりクラフトの材料の分布としてはコモンやアンコモンが多いのに対してレジェンダリー級の材料はほぼほぼ入手できないということである.つまりゲーム開始時期から分解を繰り返しているとすると,大量生産に向くのはコモンやアンコモンの材料である.
アンコモンでバランスのよいアイテム
では,最もアンコモンでバランスの良いアイテムとは何か.
それは,「ネコマタ」である.
ネコマタはアンコモンでありながら,1000$で売却可能でそのコストはわずかコモン/アンコモン20前後で済む.この破格の売却額は他のアンコモンのクラフト可能なアイテムに比較して群を抜く.何よりも他の同レアリティのアイテムのクラフトにかかるコストは同じなのである.デメリットは経験値であり96しか入らないがそこは大量生産の力.塵も積もれば山となる.
スクリーンショットはゲーム終盤で撮ったものになる.各ロケーションでイベントを消化していたとすると,恐らく画像ような量の材料をプレイヤーはもっているはずである.これを逐次消費しクラフト,売却を繰り返す.
これにより,材料が枯渇しない限りクラフトの経験値やお金を想像以上に稼ぐことができるようになるだろう.材料が枯渇しそうだが経験値はほしいときにはクラフトしたアイテムを分解すればよい.分解時にアイテムは50%になって返ってくるが,何もないよりはましだ.
最もコスパの良いアイテム
実はネコマタは最もコスパの良いアイテムではない.コスパの良いアイテムとは,コモンの「サタラ」である.
「ネコマタ」はバランスの良いアイテムである.なぜバランスの良いアイテムを選んだのか?その答えは,冒頭少しふれたようにこのゲームのシステム上クラフトは1つずつしかアイテムを制作できない点にある.
本作は最近のゲームに見られる長押しによる1クリックを1クラフトと判定する.そのため大量生産のためにボタンを連打するのは無効で,かといってスクロールバーや数字をいじる機構があるわけでもない.地道に,1つずつ長押しを繰り返すだけ.
「サタラ」の場合,「ネコマタ」の半分の経験値である48しか入らないが,コモン-アンコモンの材料換算を行うと,1ネコマタに対して3サタラは優に超える換算が可能であり,ネコマタのパフォーマンスを上回る.本作はレアリティが上がるほどコモン材料換算で悪化していく仕様となっている.
しかし決定的に面倒だ.そこで本記事ではネコマタの大量生産を紹介した.